写真を違和感なく合成する

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写真から人物などを切り抜いて合成する

 
 
 
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写真を切り抜いて合成する

この記事では写真の切り抜きと合成について説明します。 写真の合成とは、ある写真から人物や動物などを切り抜いて他の写真に貼り付けることを指します。

なお、写真を合成するには、

  1. 対象をキレイに切り抜く
  2. 貼り付けた後に馴染ませる

というテクニックが必要になります。

同じ条件で撮影しよう

合成元の写真と合成先の写真は、できるだけ近い条件で撮影しましょう。 晴天の日に屋外で撮影した写真と夜間に室内の蛍光灯の下で撮影した写真を違和感なく合成するのは、ほぼ不可能です。

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合成してみよう

では、写真を合成してみましょう。 今回は、晴天の日に屋外で撮影した動物の写真を合成します。 合成元の写真も合成先の写真も背景は草地です。

まずは、合成元の写真を開きます。

1. 合成元の写真を開く
1. 合成元の写真を開く

上図のように合成元の写真を開きます。 なお、合成の対象は手前の右を向いている動物です。

次に、合成先の写真を開きます。

2. 合成先の写真を開く
2. 合成先の写真を開く

上図のように合成先の写真を開きます。

では、作業を始めます。 まずは、合成元の写真から動物を切り抜く作業を行います。

  
違和感なく合成するため動物の影も含めて切り抜きます。

当然ですが、キレイに切り抜くにはキレイに範囲選択することが重要です。 やり方は色々ありますが、今回は自由選択ツールとクイックマスクの機能で範囲選択します。 最初に自由選択ツールで大まかに選択し、続いてクイックマスクの機能で微調整します。

  
自由選択ツールの詳細については、ツールの紹介 > 自由選択ツールを参照ください。

では、自由選択ツールに切り替えます。

3. 自由選択ツールを選択
3. 自由選択ツールを選択

上図のようにツールボックスから自由選択ツールを選択します(またはキーボードのFを押します)。

次に切り抜く対象の動物を大まかに囲みます。 自由選択ツールは、ドラッグでもクリックでも操作できますが、今回はクリックで囲みます。

4. クリックでつなげる
4. クリックでつなげる

上図のようにクリックします。

5. クリックの結果
5. クリックの結果

上図のようにクリックした点をつなぐように線が引かれます。

最後に、線の囲みを閉じる必要があります。

6. 囲みを閉じる
6. 囲みを閉じる

上図のようにクリック開始位置にマウスカーソルを重ねてクリックします。

7. 選択範囲
7. 選択範囲

上図のように大まかに範囲選択されます。

続いて、この選択範囲をクイックマスクの機能を使って微調整します。

  
クイックマスクの詳細については、知っておきたい機能 > チャンネル関連 > クイックマスクの使い方を参照ください。
8. クイックマスクをオン
8. クイックマスクをオン

上図のように画像ウィンドウの左下にあるクイックマスクボタン(クイックマスクボタン)を押します(またはキーボードのSHIFT + Qを押します)。

9. クイックマスクチャンネル
9. クイックマスクチャンネル

上図のように画像の上に半透明で重なるようにクイックマスクチャンネルが表示されます。 なお、クイックマスクチャンネルは選択率を保持しており、未着色が選択率100%(選択中)を表し、赤色が選択率0%(未選択)を表しています。

では、選択範囲の微調整を始めましょう。 まず、前景色・背景色ボタンの左下にある色初期化ボタン(色初期化ボタン)を押します。

10. 初期化された前景色と背景色
10. 初期化された前景色と背景色

上図のように前景色が黒色に、背景色が白色に設定されます。

次に、ブラシを準備します。

11. ブラシの準備
11. ブラシの準備

上図のようにツールボックスからブラシツールを選択し(またはキーボードのPを押します)、さらに、ブラシとブラシサイズを設定します。

  
ブラシは、"2. Hardness 025" や "2. Hardness 050" や "Hardness 075" のような柔らかい(周囲が薄くなっている)ものが良いでしょう。 ブラシサイズは塗る場所に応じて調整してください。

ブラシの準備ができたら、動物を囲むように黒色で塗りましょう。 なお、間違えて動物を塗ってしまった場合は、白色で塗ることで消去することができます。

  
動物の影も切り抜く対象にしますので、動物だけではなく影の部分も透明になるように塗ってください。
  
塗る場所に応じて、ブラシサイズをこまめに変えながら塗ると効率良く作業できると思います。
12. 未選択部分を塗る
12. 未選択部分を塗る

上図のように動物と影を囲むように塗ります。

では、クイックマスクを終了します。

13. クイックマスクをオフ
13. クイックマスクをオフ

上図のように画像ウィンドウの左下にあるクイックマスクボタン(クイックマスクボタン)を押します(またはキーボードのSHIFT + Qを押します)。

14. 選択完了
14. 選択完了

上図のようにクイックマスクが終了します。 これでキレイに選択できたはずです。

ただし、まだやらなければならないことがあります。 それは、選択範囲のぼかしです。

選択範囲をぼかすことで、選択範囲の境界部分の選択率を下げることができます。 選択率が下がるということは、その部分は半透明になるということです。

半透明になれば、合成先の写真に貼り付けた時に、元の色が少し残ります。 つまり、元の色と混合されることになります。 結果、違和感が少なくなります

  
範囲選択と選択率については、基礎知識 > 範囲選択と選択率を参照ください。

では、選択範囲をぼかします。

15. 境界をぼかす(T)
15. 境界をぼかす(T)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"選択(S) -> 境界をぼかす(T)..."を実行します。

16. 選択範囲の境界をぼかすウィンドウ
16. 選択範囲の境界をぼかすウィンドウ

上図のように選択範囲の境界をぼかすウィンドウが表示されますので、縁をぼかす量を 2 に変更し、[OK(O)]ボタンを押します。

17. 選択範囲がぼける
17. 選択範囲がぼける

上図のように見た目には変化はありませんが、選択範囲の境界付近は選択率が下がっています。

では、選択範囲の内側をコピーします。

18. コピー(C)
18. コピー(C)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"編集(E) -> コピー(C)"を実行します(またはキーボードのCTRL + Cを押します)。

これで、クリップボードに選択範囲の内側の画像が格納されます。 では、クリップボードの内容を合成先の写真に貼り付けましょう。

  
ここからは合成先の画像ウィンドウでの作業になります。
19. 貼り付け(P)
19. 貼り付け(P)

上図のように合成先の画像ウィンドウのプルダウンメニューの"編集(E) -> 貼り付け(P)"を実行します(またはキーボードのCTRL + Vを押します)。

  
上記作業は、合成先の画像ウィンドウでの作業です。
20. フローティングレイヤが作成される
20. フローティングレイヤが作成される

上図のように"フローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)"という名称のレイヤが追加されます。

フローティングレイヤは貼り付けの位置の調整を行うためのものです。 引き続き、位置の調整を行いましょう。

21. 移動ツールを選択
21. 移動ツールを選択

上図のようにツールボックスから移動ツールを選択します(またはキーボードのMを押します)。

では、フローティングレイヤを移動しましょう。 キーボードのカーソルキーやマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)のドラッグでフローティングレイヤを移動してください。

なお、キーボードのカーソルキー(↑↓←→)ではピクセル単位で移動しますが、キーボードのSHIFTキーを押しながら移動させると大きく移動させることができます。

22. フローティングレイヤを移動
22. フローティングレイヤを移動

上図のように写真下部にフローティングレイヤを移動します。 では、位置の調整が終わったので、フローティングレイヤを新規レイヤとして実体化しましょう

23. 新しいレイヤーの作成(N)
23. 新しいレイヤーの作成(N)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"レイヤー(L) -> 新しいレイヤーの作成(N)"を実行します(またはキーボードのCTRL + SHIFT + Nを押します)。

24. 実体化されたレイヤ
24. 実体化されたレイヤ

上図のようにフローティングレイヤが新規レイヤとして実体化します

続いて、貼り付けた動物の輪郭に沿って範囲選択します。 これは、馴染ませるために必要な作業です。

25. 不透明部分を選択範囲に(P)
25. 不透明部分を選択範囲に(P)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"レイヤー(L) -> 透明部分(A) -> 不透明部分を選択範囲に(P)"を実行します。

26. 範囲選択される
26. 範囲選択される

上図のように動物の輪郭に沿って範囲選択されます。

では、選択範囲はそのままで、動物のレイヤを下のレイヤと統合します。

27. 下のレイヤーと統合(W)
27. 下のレイヤーと統合(W)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"レイヤー(L) -> 下のレイヤーと統合(W)"を実行します。

28. レイヤが統合される
28. レイヤが統合される

上図のように動物のレイヤが下位のレイヤと統合されます

では、最後に動物と周囲を馴染ませる作業を行います。

29. 選択範囲の境界線を描画(S)
29. 選択範囲の境界線を描画(S)

上図のように画像ウィンドウのプルダウンメニューの"編集(E) -> 選択範囲の境界線を描画(S)..."を実行します。

30. 『選択範囲の境界線を描画』ウィンドウ
30. 『選択範囲の境界線を描画』ウィンドウ

上図のように『選択範囲の境界線を描画』ウィンドウが開きますので、描画方法を設定します。

31. ストロークスタイルの選択
31. ストロークスタイルの選択

上図のように"描画ツールを使用"を選択し、描画ツールには"色混ぜ"を選択します。 選択したら[描画(S)]ボタンを押します。

32. 選択範囲の境界の色が馴染む
32. 選択範囲の境界の色が馴染む

上図のように選択範囲の境界線の色が混ぜ合わされて周囲と馴染みます。

では、最後に範囲選択を解除して作業は終了です。 キーボードのCTRL + SHIFT + Aを押して範囲選択を解除します

33. 合成後の写真
33. 合成後の写真

上図のようにキレイに合成されていれば完成です。

これで作業は全て終了です。 最後に、合成前の写真と合成後の写真を上下に並べて掲載します。

34. 合成前と合成後の写真
34. 合成前と合成後の写真

上図のように違和感なく合成されています。

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まとめ

写真を合成するには、キレイに切り抜くことが大切です。 キレイに切り抜くには、パスやクイックマスクで正確に範囲選択し、さらに選択範囲の境界をぼかすと良いでしょう。

切り抜いた対象物を貼り付けたら境界に沿って馴染ませると違和感なく仕上げることができます。

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